こどものころのわたしといえばプロフィールでもお話している通り、ぽっちゃりだったことでいじめられていたという過去があります。
そのこともあって、わたしは男子が苦手でした。
このままだと彼氏もできないかも？とそう思うこともありました。
そんなぽっちゃりさんの恋
ぽっちゃりさんといえども、もてないとしても恋はしてました。
男子が苦手なわたしでも、不思議なことに
その男子に対してはちがった感情をもっていました。
ただその当時は好きとはいっても、ほぼアイドルのおっかけのような感覚だったのだと思います。
わたしが彼にひかれたのは、
スポーツ万能で頭がいい、
イケメン、
そういえばなんとなく、モテる男子かな？とみなさん想像がつくかと思います。
学年でかなり人気のある男子で、モテないわけがない
いろんなところにライバルがいました。
その中の女子には、ぽっちゃりさんはたぶんいなかったのでは？と思います。
その恋はずいぶん歴史があって、小学生のころから大学生までずっと続きました。
はじめは、よくある話で『どの子が好きなのか？』といったよくある雑談(ざつだん)がきっかけでした。
とくにこれといってそういった対象の男子はいなかったのですが(ちなみに小学2年生です)、
友達に好きな子いるの？と聞かれ、
当時同じクラスだった、クラスで人気のあった彼の名前をみんながいっていたので『わたしも』という感じでいってみたのですが、
実際はそれほど彼のことはしらずにいってしまって、どんな人だっけ？となったわけです。
それからです、彼のことが気になる存在になったのは、
『何にひかれたか？』と聞かれたら、見た目だけではないことが一番だったと思っています。
何でも万能なようでいて、
ものすごく努力していてそれをまわりに誇示することなく、
謙虚であるといったところや、
まじめさも持ち合わせた性格だったという点にひかれたのだと思います。
じょじょに歳(とし)をかさねていって、考えたことは『彼に見合う女性になるということに対してぽっちゃりなわたしはNGではないか？』ということでした。
同じ学校で同じクラスにもなったこともあるのに、話をしたことはほとんどなくて
ただ、毎日ながめていただけで彼のことは何もしらないといった状態でした。
そんなわたしが彼のとなりを歩くといったことがどうしても想像ができず、
きっとわたしなんかでなく、もっとスタイルがよくてキレイな人が似合うんだろうなと思って過ごしてました。
それに何よりも、『ぽっちゃりなわたしが告白なんてはずかしくてできない』と思っていたので、
とくに進展はなくながめつづけて大学生になっていました。
ただそんなわたしにも頼りになる友達がいて、その彼の連絡先を知るチャンスを与えてくれました。
気持ちはたかぶりますが、なにせまともに男子と話したこともないわたしが、
顔も見えない電話で会話をするという、そんな高度な対応ができるはずもなくふりかえってみたら会話をしたという記憶があまりなく、
結局自信のないわたしは、電話でも、その後会ってもまともに目もあわせられない、
コミュニケーションもうまくとれない、
何を話そうかシュミレーションはするものの本番になって、緊張して何も話せず固まったままでいるといった状態でした。
そんな自分にイライラもしましたが、それよりわたしに対して、おこがましくも時間をさいてあってもらっていることがだんだん申し訳なく思えてきてしまい、
もうきっと、彼女がいるのでは？と思ってみたり
彼をあきらめる理由作りをするようになり、
その後はじょじょに彼とは距離をおくようになっていきました。
わたしにとっては、いじめのトラウマと
長いこと男子と会話をするといったことがない環境にいたこと、
男子なるものとの接し方についても戸惑ったこと、
どう見ても彼とつりあわないなと思ってしまったこと、
そういった多くの複雑な心境がかさなって
その後は、彼とは連絡をとることはなく
わたしのあわい恋心は終わりをむかえたのでした。
結果としてわたしはぽっちゃりであることに自信をなくし、恋愛についても積極的になれなくなっていました。
このあと、そんな傷心のわたしにおいうちをかけるできごとがおこります。
いじめ再燃(さいねん)か？と思うできごと
前置です。
別のところでもお話しましたが、小学校以降わたしの中では男子が苦手の状態で、女子高、女子大をへてきています。
そしてその当時のわたしの身長は162センチ、体重は65キロのぽっちゃりさんのイメージでお願いします。
大学生のわたし、当時20歳になりお酒が飲めるようになったこともあり友人とつれだって居酒屋さんにいったこときにそれはおこりました。
ちなみに友人もぽっちゃりさんです。
時刻は21時ころで、まだこの時間を終わらせたくない、もっと楽しみたいと思っていたのでお店をかえようという話になり、一軒目のお店を出て
次のお店にいこうと駅前の道を歩いていました。
ちょうど向こう側から、同じくらいの歳の男子5～６人組の集団がこちらに向かって歩いてきていました。
わたしと友人は、お酒が入っていたこともあり気分よく会話を楽しんでいたのですが
その集団は何だかヒソヒソと話をしていましたが、距離が近づいてきたことで声が徐々に聞こえる大きさになってきました。
たぶん、わざと聞こえるように大きな声をだしていたのだと思います。
そのとき、耳にはいってきた言葉に思わずあのころが再燃したのかと思うほど衝撃をうけたのでした。
その聞こえた内容は以下になります。
A男子『おまえあの2人に声かけろよ』
B男子 『いやー勘弁してよ』
A男子 『おまえデブ専だろ』
男子全員 大笑い
友人 怒りだすのかと思ったが、泣き出した
わたし 『あんたらそんなんで、世の中うまくわたっていけると思うなよ！』
お酒の力もあったのだと思いますが、友人が泣いてしまったことでわたしの怒りのスイッチがはいり
そのいきおいでそういった言葉がでてしまいました。
その後はみなさんの想像のとおり、彼女は言葉もなく落ちこんでしまい、楽しく2件目なんて無理といった状態になってしまいました。
こんな状況にみなさんは、どんな印象をもたれたのでしょうか？
わたしは、この知り合いでもない彼らが初対面の人に対して、そういった言葉をはくということに彼らのおいたちや人間性をうたがい、
一瞬小学5年生のあのころにタイムスリップしたのかな？と思ってしまうほどでした。
たとえそれが真実だったとしても、口に出してほしくはなかったというのが正直なところです。
口にだした時点で、彼らの精神年齢はあの小学５年生のいじめっ子と一緒ということになりますから。
大人の男性として、そういったマナーは守ってほしいと
自分が発した言葉によって、人を簡単に傷つけてしまうということに対して、もっと責任をもってほしいと思いました。
わたしが彼らにはなった言葉のあとどうなったのか、みなさん気になりませんか？
彼らの表情から一瞬にして笑みがなくなり、
ひきつった顔でソソクサとその場を急ぎ足でさっていくのを
そんな風にイヤな思いするならいわなければよかったのにと見送るわたしがいました。
もしかしていまごろ、女性に泣かされているかもしれませんね。
はじめて彼氏ができた
ぽっちゃりなわたし、それはけるの？
わたしは、ぽっちゃりであることで何もかもあきらめるといったことが多くありました。
彼氏をつくることもそのひとつでした。
でも、心配した友人が20歳になったころ彼を紹介してくれました。
そして、はじめての彼氏ができました。
とまどいながらも、交際を続けていましたが困ったことがおきました。
今は、ぽっちゃりさんの洋服はかなり多くのものがみられるようになりましたが
今から20年以上も前には、田舎ではそういったぽっちゃりさんへの洋服の認知も低く
わたし自身もおしゃれといったことには縁遠いものでした。
つきあった彼はかなりミーハーで、原宿や下北沢といったところに『行きたい』といってよくでかけたのですが、
毎回わたしは、そのたびに洋服=ファッションについて悩んでました。
とある日、ショックなことがおきました。
日頃から、体型には悩みが多くありました。
その中でも足の太さとお尻のあたりについては、筋肉が大量についていたところによぶんな肉もついてしまっていたため
通常の女性がはくズボンははけるサイズがなく、ほぼジャージをはいてすごしていましたが、その日は
彼がはいてきたジーパンをはくようにとすすめられたのです。
でも、ちょっと考えてみてどう見ても彼の足の方が細くみえていたので『絶対無理だ！はけない』と伝えたところ
彼からでた言葉は次の通りでした。
『俺ずっとサッカーやってきたから、太ももの筋肉はすごいから大丈夫、入ると思うよ。』
でした。
思わずなら大丈夫？？と思ったのと同時にわたしはそのときこうも思いました。
『足に筋肉があって太いといっている彼のジーパンをもしはけない場合には、わたしはそれ以上に足が太いということだ』という考えにもいきつきましたが、
はかないわけにいかない雰囲気のだったので意を決して、はいてみました。
さあ無事にはけるでしょうか？
足首から慎重に、順に難関を突破していきます。
ヒザからの太もも(このあたりはまだ大丈夫)、
そして太もも(ここも大丈夫)
さておしりですが、ウエストのボタンをとめて
(これはまずいのでは？ちょっとおなかをへっこませて)
とまった、
最後の難関(なんかん)のチャック(あがるかな？)
時間にしたら、ものの数分なんですけどこのときのわたしにとっては途方もないハラハラした長い時間に感じました。
『やったーはけそう』
と思ったのもつかのま、お尻がやっぱりそだっていたようでチャックがあがらず
はかなきゃよかった・・・と後悔しました。
彼氏の反応は『・・・』でした。
その日は、外出する予定でいましたがそんな気になれず1日中暗い顔をしてすごしたのは言うまでもありません。
つぎに彼が家にきたとき、別のジーパンをもってきました。
これまたわたしに、はけといっていたのですが正直はく気にはなれませんでした。
またはいらなかったら・・・?
という気持ちが先行してどうしてもそんなきになれません。
かといってダイエットがすぐにできるということも期待できません。
彼がいる前では、はけませんでしたが一人になって、おそるおそるはいてみました。
それぞれ難関を無事に突破し、なんとはくことに成功しました。
ただ、はけたことにうれしい気持ちはありましたが、鏡にうつった自分のおしりから太ももにかけてのラインは
やはりゆるされないくらいのぽっちゃり具合にみえました。
ただ、ジーパンがはけてしまったことでなんとなくダイエットしなきゃいけないかな？
と悩んでいたことがふっとんでしまいました。
おどろくできごと
１本の電話
しばらく平穏な日々が続くかと思われましたが、それはやってきました。
理由はいろいろあったのだと思いますが、
あのジーパンの件から、またなんか彼の持参した洋服を着ることになったらどうしよう・・・とか、
これ以上太ったら、あのジーパンもはけなくなってしまうのではないかとか、
いま思えばそんなことって思えることでしたが、当時のわたしにはそういった小さなことで悩むことがふえてきていました。
ジーパンのことが関係していたかはさだかではありませんが、彼からいつもくる連絡(ポケベルが鳴らない)が少なくなっていました。
そんな中、久しぶりに彼から連絡があって彼のアパートにいったのですが、トイレに入った際になんとなく違和感を感じました。
何がといわれるとこれがはっきりはしません。
ただ、これがよくいう第六感なのかな？と思いますが、
こういうときテレビドラマなんかだと、『彼の部屋に長い髪の毛が落ちてた』とそんなながれの話がでてくるのかと思います。
でもそのときは違和感だけで、ほかにはそういったことはありませんでした。
それから数日後、自宅に1本の電話がかかってきました。
電話にでると、相手は名前もなのらず『○○子さんですか？』と問いかけてきました。
わたしよりも若いかそれとも同い年くらいかなと思われる女性の声でした。
彼女はそこから、なんともおかしな会話がはじまりました。
彼氏の名前を出して、
彼女『○○子さんは、元カノさんですよね？』
わたし『元カノって？』
彼女『わたしいま彼とつきあっているんですけど、彼が○○子さんの話ばかりするのでどんな人かな？と思って電話したんです。』
わたし『どういうこと？』
彼女『彼が○○子さんの話をたくさんする中で、あってみたいなと思ったんです。』
わたし『別れたことになってるの？』
彼女『別れてるっていったのに・・・( ﾉД`)ｼｸｼｸ…』
わたし『・・・』
電話にでて最初のくだりで、これも第六感なのか？彼がフタマタをかけていることはすぐわかりました。
ただ、電話口でオイオイないている若い彼女は勘弁(かんべん)してほしいくらいしゃべり続けました。
そうでもしないと、心がこわれてしまうのではないかとおもえるくらいに。
なだめながらくわしく話を聞いてみると、まず驚いたのは彼女が17歳の高校生とのことでした。
わたしは、どう返答すればよいのかわからずにひたすら彼女の言葉を聞きつづけました。
それというのも自分自身がこういったことが、はじめての経験で自分のことではないような錯覚をおぼえてしまい、
わたしよりも若い彼女のために何かしてあげなければと、
意味のわからないことを思ってしまったのです。
そして話をしていくうちに、そのころちょうど12月24日のクリスマスをむかえる1週間前にあって彼女から提案がありました。
クリスマスイブの日にわたしにあいたいとのこと、そして彼氏のところへ一緒に会いに行こうといわれたのです。
普通に考えると、この計画はいかがなものか？と思えますが、わたしも何だか少し好奇心がわいてしまいました。
どんな反応をするのだろう？
わたしは大丈夫かな？とそう思いました。
ことの結末(けつまつ)
あの電話のあと、すごくおちこみました。
マイナスな局面にたたされると、考えることもマイナスに引きよせられるもので、
こういったことの責任はわたしにあるのでは？と考えるようになりました。
あのとき、洋服も着ることができなかったしなぁとか、
彼の好みの服装にしなかったこともあったし、
結局わたしは、何が問題でそうなったのか？とその考えた結果はぽっちゃりだからいけないんだとなってしまったのでした。
そうこうしているうちに、12月24日になり『行くしかないか』と気持ちを切り家をでました。
まちあわせ場所にむかう道すがら、わたしは彼女をこれ以上傷つけないためにはわたしが手をひくしかないのだと
そう思っていました。
喫茶店につくと、指定された服装の彼女をみつけマジマジと見つめてしましました。
あまりにもまだ若いその姿に、わたしの母性がわいてしまい、
わたしは彼女よりも年上で大人なんだからとよくわからないプライドがでてきました。
彼女は緊張しているのか？
それとも気分が高まっているのか？
永遠と話が続くのかと思うほど、つぎからつぎに言葉がでてきました。
会話の途中、また泣いてしまいわたしがオロオロする状態もありましたがそろそろ会いにいこうとなり、その店をあとにしました。
彼は当時、調理人をめざしていてその過程でレストランのウエイターの見習いをしていました。
その日の仕事終わりを店の外でまっていると、先におわった従業員が数人でてきました。
『もうすぐでてくるよ』
とそのうちのひとりに言われて、なんだか緊張してくるわたしがいました。
さてどうしよう、
どう話そう、
普通なら、彼がでてきたところでビンタをあびせて捨て台詞(せりふ)って感じでしょうか？
そのときのわたしはいろいろ考えをめぐらしていたので店をでてきて、いっきに表情がかわった彼氏をみて立ちつくしてしまいした。
3人とも、言葉なくしばらくフリーズしていました。
口火をきったのは彼女でした。
『せっかくのクリスマスイブだから、東京タワーにいきたいな』
わたしは、その場を早く立ちさりたかった。
それなのに彼女からでた言葉に何もいえず、今度は思考(しこう)が停止した。
彼『とっ東京タワー？』
彼女『そう、３人でいきましょ』
うわ！勘弁(かんべん)してよと、わたしは内心でそう思った。
ただ、また泣かれるのもよろしくないと思いシブシブ行くことにした。
今日は彼氏にあってからいっさい視線も言葉もかわさなかった。
道中(どうちゅう)きまずいまま、彼氏はいまいちよくわからない笑みをうかべてかなりはなれて歩いていたり、
電車内は『わたしはこの人達とは他人です』というような雰囲気(ふんいき)をかもし出していた。
彼女はあんなにしゃべっていた姿(すがた)とはまるで別人のようにだまったままだった。
この沈黙はいったいなんだろう？とか、
彼氏がオロオロしたいのにできないでいることとか、
わたしは、それらの光景(こうけい)をみて他人事(たにんごと)のようにおもしろくなってしまっていた。
この人(彼氏)一体どうするんだろう？そう思いながら、東京タワーについた。
彼女『さてこれからどうする？』
わたし『もう帰らないと』
彼女は彼氏にむかって『この状態どうするの？』
彼『おれは○○子(?わたしのことです)と別れたつもりはないよ』
彼女 ( ﾉД`)ｼｸｼｸ…
わたし あぁ~やっぱり泣いちゃった・・・でも今日のために彼女はわざわざ地方から東京にでてきたのだから、
もうこの時間では交通機関(こうつうきかん)の利用はできないし・・・
いろんな考えがうかんでは消えていったけど、結局とりあえずはお互い考える時間をもつべきだとわたしが話をだして、その場は帰宅することになりました。
自宅に到着するまで、必死にこらえていたなみだはついた途端(とたん)いっきにでてきました。
そしてそのとき、なぜか冷静にこう考えているわたしがいました。
『このままではみんな傷ついて、終わってしまう』と。
わたしがあきらめればいいのだと、おひとよしにそう思うのでした。
翌日、彼氏から電話がありました。
わたしの中では、答えはきまっていたのですが彼氏はよりをもどす話をしていました。
わたしは結構、さっぱりした性格もあるのか彼女に電話をかわってもらい
わたし『幸せになるんだよ』
彼女『ありがとう』
彼氏に最後電話を変わってもらい、彼女を幸せにするようにと伝え電話をきりました。
それから、１か月もたたないうちに彼女から電話がありました。
彼女いわく、一度こわれてしまった信頼の再修復(さいしゅうふく)はできなかったこと、
というものそのあと６～７人程のそれらしき女性の話を彼がしはじめて、さずがにこれは無理だと思ったとのこと。
わたしは、はじめて彼氏ができたのに別れることを想像していなかったのかもしれません。
その中でおきた体験、そういった行為をされてしまったことにわたしはかなり精神的ダメージをうけたのはいうまでもありません。
記憶の断片(だんぺん)
その一件からのわたしは、つねにおちこんだ状態でとくに自分をせめ続けるようになっていきました。
いまなら、彼はそういう癖(へき)をもった人だとわかるのですが
当時のわたしには、わかりませんでした。
それだけ、その当時はわたしに魅力(みりょく)がなかったせいでこんなことになったのだと思うことしかできませんでした。
わたしの考える魅力とは、やはりやせていてスタイルがよいことでした。
忘れもしない小学5年生からの男子によるシウチが、このときのわたしの中で思いだされていました。
そして今回の恋愛もその後の人生を大きく左右するものになりました。
子どものころに彼らからうけたシウチはまだ10歳そこそこのわたしには、とてもショックなできごとでしたが、
今回の恋愛でうけたショックの方がかなり深刻な影響をおよぼしていました。
ただやはり、とても疑問に思ったことがあります。
それは、彼らがよくいっていた言葉です。
その言葉とは、デブ=ブスというものでした。
だから、その言葉を聞いてわたしが思ったのが「ぽっちゃりだとダメなんだな』ということです。
つまりはうけ入れてもらえないということなんだなと、そう感じたのです。
だから、好きな人がいても告白なんて絶対できませんでしたし、
何より恋愛対象外にされるのだと、あきらめていました。
大人になった今は、『そんなことない！』といえるのですが
外見だけでしか人を判断できないこどもの彼らがかなり未熟な存在であったことがそういったことを起こしたと思えてなりません。
ただ、残念なのはこの『見た目について』ですがどんな場面においても、どんな人にとっても今後の人間関係(じんげんかんけい)を築く上でかなり重要になってくるものです。
ここでもうひとつの疑問(ぎもん)があります。
『ぽっちゃりさんは恋愛対象外(れんあいたいしょうがい)なのか？』といったことです。
みなさんは、この話題どう思われますか？
たしかにスタイルのいい女子と比較してみるとわかるのかな？と思いますが、
- 服のセンス
- 多汗や息づかいがひどい
- メイクについてはキレイにみせられても、顔の大きさやにじゅうあごはごまかせない
- 食事のときにたくさん食べる(あくまでもイメージです)
その他にも、まだまだあげられるのかもしれません。
ここにおもしろいデータがあります。
ぽっちゃりはNGと考える人が多いのではないか？と考えていたわたしの認識をくつがえすアンケート結果があってびっくりです。
ぽっちゃりはダメというその考え方について、わたしはまちがっていたのかな？といった印象さえもちますが、
実際問題、世の女子の多くが『自分は太りすぎている』とか、
ダイエットしなきゃと思っている女子が多いと感じます。
もちろんわたしもその中の一人ですが・・・
さてどうしよう
このたびの精神的(せいしんてき)ショックはかなりなもので、何をしていてもなみだがあふれてくることになり困った状態になってしまいました。
しばらくは家に引きこもるようになり、何をするにもおっくうになってしまいました。
そんな中、友人が傷心(しょうしん)をいやすためには次の恋をするべきとかなんとかいっていたのを思い出したとき、ちょうど合コンというものへすすめがありました。
正直いって、気乗りはしませんでした。
というのも、この合コンなるもの、相手は確実に自分の理想の女性をもとめてきていることもあって、
その理想とやらには、わたしは対象にはならないなと思っていたからでした。
わたしは、ぽっちゃりさんはひかえめにしていた方がいいかな・・・などと思ってました。
さて何を着て行こう、
もうこの時点で気分的にはげんなりしていました。
わたしが着たい洋服はなく、着れる洋服はかぎられていたのでこれならいいかも？と選んだのが体型をかくせるワンピースでした。
さて当日、なるべく目立たないようにしていました。
ほとんど男性と話をすることもなく、女性同士で話をはずませていたといった状況でした。
遠目(とおめ)でみんなのようすをうかがってましたが、
やっぱり、確実にえらばれるのはスタイルのいい、かわいいとか美人な女子であって
こちらには、興味がなさそうといった感じがしました。
それとそんなに簡単に、気持ちをきりかえることなんてできませんでした。
ただ、いまのこのわたしの最低(さいてい)な気分を回復させるために何かが必要ではないか？という考えにはいきつきました。
『最低な気分の原因の発端(ほったん)はぽっちゃりなこと、それを解決するためにはダイエットなんだ』
帰宅途中でなぜかそう考え決意をしたのでした。
わたしは、いままで生きてきた人生の中でこのことについて考えない日はありませんでした。
というのも今の世の中、たくさんのそういった情報があふれていて『やってみて』とでもいうように特集がくまれてテレビでやっていたりするからです。
そうするとついついみてしまい、おまけに一緒に体操してみたりといったことがあります。
やっぱり、異性の目が気になる年ゴロになったことを思うとダイエットをした方がよいのではないか？と、
そこから、わたしはダイエットにどっぷりとはまっていくきっかけとなった
ぽっちゃりさんにありがちなデメリットを次はお話していきます。
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